活 動 報 告Activity report
令和4年3月22日 第2786回例会
◎会長挨拶
早乙女会長
今日は凄い寒いです。寒の戻りと言いますか雪もチラついています。皆様も体調管理と車の運転に十分気を付けて頂きたいと思います。
ゲスト紹介:地区職業奉仕委員会 片柳委員長 (ガバナー補佐)
〃 田中正夫委員(宇都宮南RC)
職業奉仕月間は1月でしたがプログラムやコロナの影響で少し時期がズレてしまいましたが本日、職業奉仕に関する卓話をお願いしております。ガバナーのコメントが掲載されておりました。「4つのテストに代表されますロータリーの倫理観は企業や組織の社会的倫理観であると理解すべきである。」と言うコメントは私も正にその通りだと思います。今日は田中様の卓話を聴いて職業奉仕についてゆっくりと考える良い機会にしたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。
◎幹事報告
神澤幹事
1.4/5 観桜例会を予定しております 現在岩舟RCとの合同例会を予定しております 多くの参加をお待ちしております 出欠のご返答まだの方は回覧いたしますのでご記入ください
また、LINEでご協力いただいている画像でございますが 西ロータリークラブ内でのみ利用としていただきますようお願い申し上げます
2.3/22 あずさの里の訪問ですがあいにくの雪模様ですので 来週にご変更となります
◎卓話者プロフィール紹介
片柳ガバナー補佐
ガバナー補佐としてはガバナー公式訪問ではお世話になりました。今年の1月の中頃に地区の職業奉仕委員長が体調不良となり急遽私に委員長の依頼があり受ける事となりました。職業奉仕のアンケートを取りまして45クラブ中43クラブの回答を得ました中で卓話依頼は21クラブありました。然しながらコロナの影響で昨年8月中旬に卓話は延期になりました。今年の1月中旬過ぎに私が委員長を受けたと同時に新たに卓話を受ける事と致しました。以前のアンケートでこちらの加藤職業奉仕委員長から卓話の依頼されており受ける事となりました。私は昨年1度こちらにお邪魔して卓話をしましたので今回は宇都宮南ロータリーの田中委員にお願いしました。
◎委員会報告
◎スマイルボックス
●出口会員…田中様よろしくお願いいたします。 ●髙田会員…田中様ようこそ。 ●針谷会員…田中様お話楽しみにしております。 ●狐塚会員…田中様雪の中ご苦労様です。 ●押山会員…田中様卓話よろしくお願いいたします。 ●毛塚会員…卓話楽しみです。 ●寺内会員…卓話よろしくお願いいたします。 ●神澤会員…地区職業奉仕委員田中様本日はありがとうございます。 ●平野会員…卓話宜しくお願いいたします。 ●石塚会員…夫人誕生祝、連続欠席 ●岩下会員…霙雪、寒し ●板倉会員…卓話たのしみにしております。 ●松崎会員…田中委員長、片柳ガバナー補佐、栃木西RCへようこそ。 ●早乙女会員…片柳様、田中様本日はよろしくお願いいたします。
◎R財団ボックス
●押山会員…寒いです。体にご注意ください。 ●若菜会員…卓話宜しくお願いします。
◎出席率発表
本 日3/22 会員数33名 出席16名 欠席17名 出席率61.5%
前々回3/8 会員数33名 出席17名 欠席15名 出席率69.2%
R財団委員会 狐塚委員長
ウクライナへのロシア侵攻に対してロータリーで寄付を行う事になりました。皆様募金をお願いします。
R情報委員会 石塚委員長
来月の19日に家庭集会の発表がありますので各グループリーダーの方は家庭集会を企画して頂きたいと思います。もう一点はコロナ禍でロータリーの奉仕活動の見直しが必要だと思われます。今後も長引く事を考える必要がありふれ合いを中心としたロータリー活動が中々出来ません。今後どういった活動が良いのか考えて頂ければ良いと思います。
◎ゲスト卓話
地区職業奉仕委員会
田中正夫委員(宇都宮南RC)
今日は寒いですね。宇都宮南ロータリーでは会長の考えで例会を行うには換気を良くしなければならないと言う事で片側を開け放しサーキュレーターをガンガン回して会場は非常に寒いです。この為、暖かい恰好をしなければならず今日もセーターを着て来ました。
以下の原稿を元に卓話を行われました。
職業奉仕とは何でしょう
皆さんこんにちは。私は宇都宮南ロータリークラブの田中正夫と申します。1999年3月に縁あって宇都宮南ロータリークラブに入会させていただきました。職業は税理士です。3月15日の所得税確定申告の期限まで、職業奉仕の理念を常に意識しながら頑張りました。
職業奉仕という言葉が大好きです。ロータリークラブに入会して一番良かったのはこの言葉に出会えたことです。地区委員にならないかとのお声がけをいただいたときも、職業奉仕委員会ならお引受けしますとお答えしました。
私は2018~2019年度の宇都宮南ロータリークラブの会長を務めさせていただきました。その年度のバリー・ラシンRI会長が掲げられましたテーマは「インスピレーションになろう」でした。ラシン会長は「ロータリークラブは創始者ポール・ハリスのインスピレーションから始まった」とおっしゃいました。当時の伊東永峯ガバナーは、ポール・ハリスのインスピレーションを探る努力の必要性を強調され、ロータリークラブの原点の再確認を求めていらっしゃいました。
ポール・ハリスは、1905年にロータリークラブを創立しました。当時のアメリカ、特に創立地であるシカゴのビジネス環境がどのようなものであったかを想像してみましょう。ヨーロッパの植民地から独立して120年ほど過ぎて、自由主義を理念として経済成長を続けてきたアメリカの大商業都市がシカゴです。無秩序に私利私欲を追求するのが当然であったのかもしれません。彼は大都会シカゴではなく小さな田舎町で生まれ育ちました。小さな子供のときに親が破産してしまいましたので、祖父母に育てられて育ちました。祖父母は裕福で教養のある人たちでしたので大学に進学したのですが、祖父の死去によって、経済的理由で退学し、働きながらロースクールを卒業して弁護士資格を取得しました。その後の5年間、実に様々な
職種の職業体験、それもアメリカ各地にとどまらず、イギリス、キューバ、ベルギー、イタリアなどの外国への出張も経験したようです。その後にシカゴで弁護士を開業しました。当時のシカゴは犯罪、汚職、暴力の巣窟で、悪徳商法が横行していたようです。祖父母から他人に対する思いやりや尊敬の念の尊さを学んでいたのに加えて、この5年間の尊い経験から、職業と奉仕と親睦の意義を強く感じたようです。インスピレーションを得たのです。そこで、同じような価値観を持つ様々な職種の友人達とともに創立したのがロータリークラブです。
ロータリークラブをもっとも単純な一言で言うと何ですか?と問いかけた場合、「奉仕団体」という答が、一般の人たちだけではなく、ロータリアンからも返ってくると思います。そこで「奉仕」の意味をどう考えるかです。封建時代が長かった日本では「奉公」あるいは「滅私奉公」という言葉があるように、自分を抑える、あるいは自己犠牲のイメージが一般的には強いと思います。ロータリークラブ独特のものであると言われている「職業奉仕」という言葉は「Vocational Service」を日本語に訳したものです。「サービス」という言葉は無料という意味で使われたりしています。日本語としての「奉仕」を辞書で引くと「利害を離れて国家や社会のために尽くすこと」「商人が品物を安く売ること」などと書かれています。またインターネットで「奉仕」を検索すると「奉仕とは報酬や見返りを求めずに労働や行動を行うこと。自分のことではなく他人のことを考えて行動すること。私心を捨てて社会や他人のために尽くすこと。対価が発生する場合は奉仕とは言わない。」などと出てきます。これが誤解を招いたり難解だと言われたりする原因となっています。
私は、奉仕とは「できるだけ人や社会の役に立とうと努力すること」という意味で使えば良いと考えています。そのことへの対価を求めるのは職業人として当然です。「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる。」というシェルドンの言葉の意味が、最近になってより深く理解できたような気がしていますが、シェルドンは「職業は社会に奉仕する手段である。」という言葉も残しているようです。同感です。これこそが職業奉仕を端的に表していると思います。私は「職業とは人の役に立って生活の糧を得ること」と定義したいと思います。まさしく生業です。ロータリーソング「我らの生業」は職業奉仕を歌っています。ロータリーソング「奉仕の理想」もなかなか良いと思っています。「御国に捧げん我らの生業」は現代の表現では「われわれひとりひとりの職業を一生懸命に行って世のため人のためになろうではないか!」ということになると思います。
「社会奉仕」や「国際奉仕」や「青少年奉仕」それから「例会への出席」と「親睦活動その他の活動」、これらは職業奉仕の手段という捉え方を私はしています。これらの活動によって、視野が広がり、感謝される喜びを味わい、多様性に触れることによって考え方が柔軟になり、信頼と信用を獲得し、人脈が充実し、より良い職業奉仕ができる。これがロータリークラブの本質であると考えています。
職業奉仕活動は団体ではできません。会員ひとりひとりが自分の職業活動を充実させていくことが職業奉仕です。そのために例会に出席し、卓話を聞き、時には自分が卓話者になり、出席者と会話を交わす。社会奉仕活動などにも参加する。これらは全て会員自身のためです。そう考えるべきだと思います。私自身がそう思っていますし、ロータリークラブの会員であることの幸せを味わってほしいと強く思います。
ロータリーの目的として「意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。」と掲げられています。つまり、事業ないし職業の基本は奉仕であるということです。最近「パーパス」という言葉をよく耳にするようになりました。組織や企業の存在意義という意味で使われています。企業が存続し発展していくためには、社会の役にたつ存在でなければならない、すなわち社会に奉仕していかなければならないということが、より強く意識されるようになってきたということだと思います。企業ですから利益を上げなければなりませんが、利益はあくまで手段であって、目的は奉仕であると考えられるようになってきたのかもしれません。
職業奉仕の理念を難しく考えてはいけないと思います。ロータリークラブの会員であることの幸せを、少しでも多く会員の皆様に味わってほしいと願いまして、私の話を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
◎記念品授与・謝辞
早乙女会長
私も職業奉仕はロータリーで一番大切な物だと思います。本日はどうも有難うございました。