会長方針及び会長挨拶President policy&greeting

針谷会長
2023〜24年度
栃木西ロータリークラブ会長
針谷 哲也
 

「感謝60th、そして次の時代へ向けて」


 私たち栃木西ロータリークラブは2024年2月に創立60周年を迎えます。これもひとえに私たちの活動に様々な形で関わっていただいた様々な分野の皆様のお力添えをいただいたおかげです。会のメンバーと共に衷心より感謝申し上げます。また、この60年のあいだに当栃木西ロータリークラブに所属された先輩ロータリアンのご尽力に対しても同様に敬意を表明申し上げます。

 さて、あえて言うまでもなくこの60年で私たちを取り巻く環境は劇的に変化致しました。創立された1964年の主な出来事を列挙すれば第一回目の東京オリンピック開催、東海道新幹線(東京-大阪間)開通、ケネディー米大統領暗殺、王貞治選手の55本ホームラン記録そして海外旅行の自由化などです。現在56歳の私にはとても活気のある夢と希望に満ちた時代背景での創立であったと想像されます。

 ところで残念ながら当時のメンバーには現在ご存命の方はいらっしゃいませんが、彼らは60年後の今をどう感じているのでしょうか。思い描いていた輝かしい理想の社会になっているのでしょうか。私たちの様々な領域における奉仕活動によって間違いなく一定程度の成果は実現できていると思います。しかしながらその一方でこの60年の間に時代に求められる奉仕の内容も少しずづ変化していると感じます。下記の地区方針にもありますが、クラブ活動の再構築をこの60周年を契機にメンバーの皆様と時折議論しませんか。もちろん私たちが取り組んできた全ての事業は胸を張って誇れるものしかありません。容易に縮小・廃止できるものはありません。ただ変化を恐れていては退化が不可避だと思います。 例えば地区委員に協力を仰ぎ、それぞれの奉仕委員会で次の時代のロータリー活動のヒントや気付きの得られるような卓話を企画するのもいいでしょうし、また家庭集会などの際にこれをテーマに議論の機会を持つのもいいと思います。今年度は過去の活動を振り返り、この先さらにどんなことをすべきかを熟考する次の時代へ向けての一歩を踏み出せればと思います。

 また会員増強に関してですが、ご周知のとおり積年の課題です。これについては伝家の宝刀はありません。私たちが地道にやってきたアクションを続ける他ありません。もちろんのこと私もクラブの先頭に立って精力的に動きます。些細な事でも結構ですので情報をお寄せいただき、メンバー皆で共有させていただいて地区目標の実現に力を合わせていければと思います。今回この課題に関して三井ガバナーから興味深い助言がありました。「シニアの方々に行動(知的行動)していただきクラブの活性化を。経験豊かな方々、ひかないで一歩前に出てください。」というものです。今までとは若干角度の違った視点であり、ナイスアイディアだと感じます。

 これを遂行することができれば今までとは違った入会候補者も現われるでしょうし、シニア会員の方々の活性化、その先にはクラブ自体の活性化と副次的な効果も期待できるでしょう。会員組織委員会を中心に私たち理事役員もともに取り組んでいければと考えています。

 皆さんもそうでしょうが、私も大好きな栃木西ロータリークラブです。若輩者ではございますが社会の発展またクラブの発展のために全力で取り組んでいく所存でございます。是非ともご指導ご鞭撻、𠮟咤激励などを忌憚なくお願い致します。